「99%!私の父が建てた家なんです。」
加古川の新興住宅地に2018年の秋に完成した素敵なお家。
話をお伺いすると、黒田さんが建てた家ではない!?とのこと。と言うのも、黒田さんと長年大工として仕事をやってこられたのが、施主様の奥様のお父様!つまり、「娘さんの家を建てたのは大工であるお父さん」という訳です。
もちろん、工務店ではないと出来ない様々な手続きがあります。長期優良住宅として補助金をもらう手続きも黒工務店が行いました。しかし、後の家を建てる部分に関しては、お父様の一手に委ねられたのです。
「一人で建てたので、施工時間は9ヶ月!!!」
近年の大手メーカーの家は「あ!」と言う間に完成!という印象ですが、この家は違います。お父様お一人でコツコツ、コツコツ、、、、2017年10月から始まり、寒い冬を越え、2018年7月の夏の暑い日に、ついについに完成した家なのです。
家はもちろんのこと、リビングから繋がるバルコニー、そして玄関までのアーチもお父様が作られました。
「広々としたリビング・ダイニング」
リビングはフローリングの洋室ですが、こだわりが詰まった場所でした。天井は、あえて真壁(しんかべ)仕上げ。
真壁とは昔から日本建築に用いられてきた壁のつくりの事で、柱や梁などの軸組が表に見えます。
施工が速い大壁と比べ、時間、技術共に要求される真壁をあえて天井に利用。家に来られた方を迎えるリビングは、特にこだわりたかったと奥様。
エアコンのコンセントも見えないように工夫してもらったそう。
とても明るいリビングは、南向きで陽の光で冬場もとても暖かです!
カフェのような素敵なスペース
奥様の想いが詰まったキッチン。背面の光が差し込む小窓、キッチン収納のウッドによく合ったおしゃれな一面のタイル。
ご近所に住まわれるお母様と楽しくお話されながら、並んでキッチンに立たれる様子は、とても微笑ましく、まだ小さい娘さんも将来はお母さんの横に立ってお手伝いするのに、十分な広さのキッチンです。
和室は和室らしく。
和室は和室らしく。これも娘さんのご要望。
こちらも天井の化粧柱が美しい真壁仕上げ。聚楽(じゅらく)壁。床の間、美しいデザインの障子の建具。琉球畳。リビング横にある和室は、人の目を惹きつける美しい和室でございました。
思い出ある木を新居にも。
大工であるお父様は、できるだけ自然の木を使いたかった。とおっしゃいました。洗面所の天井に使われているのは「アシ」。実は、実家の玄関や廊下に使われており、とても馴染みのある見慣れた木でもあったのです。アシの間は杉。デザイン性もある素敵な天井になりました。
個性豊かな、素敵な子供部屋。
壁紙で変化を持たせた、可愛い2部屋。収納もバッチリです。
ピンクの壁紙には「Happy Birthday」。お子様の誕生日の際に、この壁を利用して、写真撮影れたそうです。素敵な壁紙でこんな使い方もできるんですね!
玄関を入ってすぐ左には玄関スペースと一体になった収納スペースが!アウターもここに掛けられるのは、とっても便利♪
壁は漆喰の暖かな白。住んでみて、この漆喰にして本当に良かったと思われたそうです。
時間のかかる施工、高度な技術でも、思い通りに施工してくれたお父様様様のお家でございます!
まだ小さいお子様のおもちゃも、ここにスムーズに入ります。リビングに収納があるって便利ですね!!!